大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「……由香里?」

西園寺の鋭い声に由香里は不意に我に返った。

「あ、…すいません。」

彼がなんで謝るのか分からないと言うような表情で由香里を見ていた。

どうやら注意されたわけではないらしい。

顔が赤くなるのが分かった。

「次の移動の為に車を手配してくれ。」

「あ、じゃあ僕も行きます。」

由香里の隣で赤城が立ちあがった。

「ああ、赤城か……すまないな。頼む。」

2人はミーティングルームを抜け出した。
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