シーソーが揺れてる
「片山君」
きらっとした眼差しを良太にみせると春香はこう言った。
「次合コンがある時はぜひこいつも仲間に入れてあげてね」
「あー、はあ・・・」
「西山も一緒に行こうぜ?」
「そっそうですよ。無理に話に参加しなくても美味しい食べ物とか飲み物を飲んだり食べたりするだけでも充分・・・」
「行くわけないでしょそんなとこ」
「あっ、・・・」
良太はしょんぼりと残された牛丼に目を落とした。
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