トーク!
遂に来たオープンキャンパスのその日。
オープンキャンパスに来たその生徒の群れの中で、あたしは新杉さんの姿を探してた。
新杉さんは、この時間にあたしが来ることは知ってるはず。
そう思ったから、あたしは大学について5分もしないうちに新杉さんの携帯に電話をかけて、
「あっ!もしもし、」
「あ、もう着いた?」
「はいっ!あの、あたしどうすれば……?」
「受付した?」
「え?いえ、まだ」
「今、正門?」
「はいっ」
「そのまま真っ直ぐ校舎のほうに行けば確か受付があるから、とりあえずそこで受付して?」
「あのっ、新杉さんは、」
「僕は今から授業。今日は一限目からなんだ」
「あ、そう、なんですか」
オープンキャンパスに来たその生徒の群れの中で、あたしは新杉さんの姿を探してた。
新杉さんは、この時間にあたしが来ることは知ってるはず。
そう思ったから、あたしは大学について5分もしないうちに新杉さんの携帯に電話をかけて、
「あっ!もしもし、」
「あ、もう着いた?」
「はいっ!あの、あたしどうすれば……?」
「受付した?」
「え?いえ、まだ」
「今、正門?」
「はいっ」
「そのまま真っ直ぐ校舎のほうに行けば確か受付があるから、とりあえずそこで受付して?」
「あのっ、新杉さんは、」
「僕は今から授業。今日は一限目からなんだ」
「あ、そう、なんですか」