先生へ -君に詠む愛の歌-
*****久世先輩視点*****

「ねぇ。」


俺はある女に声をかけた。


「久世・・・君?」


「今、ちょっといいかな?
 視聴覚室まで来てくれる?」


ニッコリ笑って話しかけた。


そして


彼女と2人で視聴覚室にきた。


「な、なに??」


彼女は少しビビってる。




「君・・・
 壬生先生が好きなんだよねぇ?」


「だったら何?!」


彼女は俺をにらみつける。


「まぁそう敵意むき出しに
 しないでよ。
 僕は藤里柚那が欲しい。
 そして君は壬生貴臣が欲しい。
 どう?僕に協力しない?」


ニヤっと不敵な笑みを向けた。


「・・・・。」


彼女は黙ったままだった。


彼女の耳元でささやく。


「藤里柚那を階段から
 
 突き落とすほど
 
 壬生先生が好きなんでしょ?
 
 協力してよ♪
 
 君も壬生先生を
 
 手に入れられるよ?

 男は悲しいときに

 言い寄ってこられたら


 とても弱いんだ・・・。」


彼女から離れてニッコリ笑った。


*****久世先輩視点終了*****

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