きみといっしょに
―――――――……
「ねっ高野くんっ次あれ乗ろっ?」
わたしは元気100%で目に入ったアトラクションを指さす。
「コーヒーカップか〜あんまり回さないでね?」
お化け屋敷に入って相当怖い思いをした後は、わたしは遊園地を満喫していた。
メリーゴーランドとか迷路とかとか楽しすぎちゃう!
そして今わたしたちはコーヒーカップといわれるものに乗っている。
この真ん中にあるやつをクルクルしちゃダメて高野くんは言ったけんだけど、周りの子供たちは楽しげに真ん中のやつを回している。
「ね、高野くんこれなに??」
「それ回したら怖いものが出てくるよ」
こ、怖いもの?
なにそれ?
怖いものが出てくるならちょっと遠慮しとこっかな……
「…………」
……いやダメ。
気になっちゃう。
「ね、高野くんちょっとだけなら大丈夫かなぁ…?」
「…俺知らないからね」
高野くんちょっと苦笑い…?
高野くんを苦笑いさせるなんて…!
回したいっ!
わたしは恐る恐る真ん中の丸いものに手を伸ばして、少しずつ回してみる。
「…高野くん?何にも起きないよ」
高野くんを見てみるけど、高野くんは目をつむったまま口元に手をやって反応してくれない。