きみといっしょに
「全然待ってないよ?俺も今きたとこ」
高野くんは爽やかに笑って言った。
…このセリフよくマンガとかで見るやつだ…!
まさか自分が言われるときがくるなんて。
とかなんとかわたしが思っていると、高野くんが頭を掻きながら苦笑いした。
「??」
どうしたんだろぅ?
「あは、まさか自分がマンガとかのセリフ言うなんて、と思って。キザな言葉だと思ってたけど自然と出たな〜」
――今来たのは本当だよ?
と高野くんは付け足した。
なんか…デートって最初からウキウキする…。
「さ、行こうか?」
そう言って高野くんは左手をわたしに差し出してくる。