I believe you☆


あたしは大きい声で
「バカップルがいるよ。」
っと叫んだ。

まわりも「バカップル」っとリズムに乗って
2人をおちょくり始める。

「うるせぇ~な。お前ら黙れ!!」

照れながら怒っている。

「あっ。鈴蘭に良い情報教えとく。」

椅子に再び座り直して
咳払いをした。

「最近、空の奴。
チョー調子がいいから点なんてすぐに決めるよ。」

その時
ガラッガラッ

クラスの扉が開き、空が来た。

えっ。何!!
何事!!

「おっせーよ。空!!」

マフラーしてるけど、寒そうな空。

あたしの心臓、爆発しそう。

「あっ。わりぃ!!
朝、寝坊して遅れた。」

「へぇ~。そう。」

納得いかない様子の唯。
< 93 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop