花とキミ*秋・冬
‥――パサァン
ゴールネットが揺れた。
「おー尋翔、さすが。」
隣でパチパチと拍手をする真輝さん。
スゴい‥‥
「花菜ちゃーん!!」
名前を呼ばれて、グラウンドを見ると
無邪気に手を振る尋翔さん。
素直にサッカーを
楽しんでる感じだなぁ‥尋翔さんって。
私も手を振り返した。
「尋翔〜!」
仲間の人に呼ばれて、
私に背中を向けて走っていった。
片手でピースを作って、
軽く振りながら。
「ヒュ〜♪」
隣の真輝さんが口笛を吹く。
「点決めた上に裏ピとかやるぅ〜♪」
「カッコいい‥」
「おぉ?花菜ちゃんもついに、
尋翔に惚れちゃった?」