花とキミ*秋・冬
ドキドキしながら、紙を開く。
『花菜、今までありがとう。
いつでも、頼ってくれていいけど、
これからは、友達としてよろしくな。
俺、いつまでも
引きずるのやめるから。
花菜は、絶対幸せになれ。
空哉』
走り書きの字だったけど、
綺麗な字だった。
短い、手紙とは呼べないような手紙。
『友達としてよろしくな。』
その字が少し滲んで、見えにくい。
別れを告げたのは、私なのに‥
『友達』
そんなの嫌だけど、
何も関係が無くなるのか、友達か。
どっちがいいのかなぁ‥
「璃菜。」
涙を拭いて、顔を上げた。