花とキミ*秋・冬
色々考えたけど、これが私の答え。
余計なことは言わないで一言だけ。
「‥‥そっか。少し期待してたんだけどな。」
そんなことを切なそうに笑いながら言うから
「ごめんなさい。」
また謝った。
「花菜ちゃんが謝ることじゃないんだよ?
ごめん、ごめん。」
ポンポンと私の頭を叩く手からも
切なさが伝わってくる気がした。
「空哉くんには、勝てなかったか‥」
「どうして‥なんでしょうね。
私、分かってるんです
もう、空哉くんには、想いが届かないって。
でも‥ダメなんです。
尋翔さんがいいって言っても、本当の気持ちを
隠して付き合うなんてよくないんです。
尋翔さんには、もっといい人が居るはずですから。
こんな私を好きだって言ってもらって
本当にありがとうございます。」
「本当に嘘がつけないね、花菜ちゃんは。
まぁ、そんな子だから好きになったのも
あるんだけどさ?
フラれたわけだから、スッパリ諦めます!
って言いたいとこだけど‥今すぐは無理かな。
もう、ちょっとだけ好きでいさせて?」
そう言って、また切なげに笑うから‥
「あ‥はい。」
思わず頷いていた。
「ありがと。
んじゃー帰りますか。」