一つ屋根の下



合宿が始まって2週間がたった。


相変わらず、葛藤に駆られる日々のなか。


それは、突然訪れた。



午後8時。


あたしと陸斗は、いつものように夕飯の洗い物をしていた。

すると、突然陸斗が

「合宿も半分おわっちまったなぁ。」

と呟いた。そして、

「そーいや、おまえはなんで合宿に参加したんだっけ?」
と聞いてきた。
今日は、珍しく機嫌がいい。

でも、あたしはその質問に困惑していた。




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