Love of space 1

どうしても

【ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ】


ある日。


たまたま学校が休みで家でまったりしていると
すごい勢いでドアを叩く音がした。


あまりにビックリした俺はソファから転げ落ちる。


『いったぁ～


誰だよ?!?!』


手の甲を机の角にぶつけた俺はかなりキレ気味。


そんな感じのまま玄関を開ける。


『こんちわぁー


ついでに、おじゃましまーす。』


「おじゃましまーす。」


元気な声の２人が部屋に入ってきた。


『なんだよ?!お前ら………。』


元気な２人とは、美希と祐司。


「ちょっと遊びにきたのー!!」


なぜかテンションの高い美希。



大丈夫か…??



『お前ら、今日平日だぞ??


仕事はいいのか?』


と、俺は聞いた。


教師は学校の都合で休みになることは多いけど

普通のサラリーマンとかOLは平日休みじゃないだろ??


なのに

「『休み!!!!』」


と声を合わせて答えた２人。



なんで休みなんだ…??