碧い猫。


カイくんが叫ぶ。



おもしろい…。



「うん。お前には手を焼きそうだ。中倉 櫂(なかくら かい)。」



「センセー、俺っちの名前知ってんの?!」


「知ってるわ、ボケっ! ってか、1人いなくないか?」


辺りを見回すと男子の列に空き席がひとつ。



「えー…。青崎…「すみません。遅れました。」



入ってきたのは黒髪の男子。



いや、黒髪が普通なんだけどね…。



「おー、どうしたんだ?青崎 玖(あおざき きゅう)。」


きゅー?


珍しい名前だな…
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