碧い猫。


「ミィシャー!!ルウダー!!」


聞こえた俺たちの英語名。



この名前を知ってるってことは…。



未紗の露骨に嫌そうな顏。



「…櫂(カイ)…。」


「ミイシャ、今日も相変わらずだなー!! オーラが怖いぞ!」


「…誰のせいかしらね。」


「って、お前ら目立ちすぎー!!美男美女だからってー」


「櫂も十分、目立ってるぞ。そのオレンジ頭。」


「マジぃ?? お前らの金髪碧眼には負けるけどな☆」


櫂は髪の一部をカシスオレンジ色に染めている。



「先生に見つかるぞ。」


「なんとかなるっしょ!お前らはいいよな!!地毛で~」


櫂は俺たちの仲間。


その時…


「未紗?流汰??」


振り向くと。


「…玖(きゅう)…。」


「ちょいっ!玖さん!俺っちもいるよー!」


「わり。気づかなかった。オレンジ頭。」


「自分、黒髪だからってなー!!!」


金髪2人、オレンジ頭1人に黒髪の玖は周りから見たら浮いてるであろう。


見た目だけは普通の高校生だからね。
< 8 / 50 >

この作品をシェア

pagetop