たったひとつの愛と笑顔
・・・。


     明日香       翔太
頭    いい        悪い             
運動   できる       まぁできる

性格   おとなしい     うるさい 

人気   ある        微妙

  

と、いう感じらしい。



「でも、運動は翔太の方が・・・。」



あ・・・。でも、駅伝のタイム、抜いたかも・・。



「まぁ、俺たちはもうだめだから。健二に幸せにしてもらえ!」



理由ってそれ???  


明日香はあまり納得できなかった。


どうして???


明日香、そんなに完璧じゃないよ!!


「分かったよ。私、健二のこと、今好きだから。もう、翔太のこと・・あきら・・あきらめたよ。」


こういっちゃったけど、ホントなのかなぁ?


もしかしたら、本心ではないのかもしれない。

でも、こうでも言わなければ、翔太のこと、好きになってしまう。


そうすると、私は健二を利用していたことになってしまう。

それはいやだ。


「そうか・・・。別にそれならいいんだけど・・・。お前、健二と付き合ってるんだろ???」


付き合ってるの・・・かな??


実感がイマイチわかない。


こうして、休日もおわり、授業が始まる。


「今日はみなさんが楽しみにしている、席がえと行いたいと思います。」


クラスの男子がまるで小学生のように喜びに花を咲かす。


「マジで・・・。」


私がひいた席はなんと健二の隣の席だった。


明らかに気まずい・・・。


まるで・・・なんだろう・・・。


偶然というよりかは、運命???


健二がそわそわしている。


きっと、私と同じ思いをいだいているのだろう・・・。






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