この手、あの手。
教室に戻るとさっきまでいなかった武志が座っていた。
何処に行ってたんだろう。
お礼言っても無視される……よね?
私は無言で席に着いた。
武志をチラッと見てみると、なんと携帯をつついていた。
珍しい。
小松さんにメールでもしているのだろうか。
相変わらず仲良いなあ。
良いなあ。
私はノートのコピーに目を向けた。
恋しい武志の字……。
武志に触れたい。
その時、私の携帯のバイブが鳴った。
やばっ、サイレントマナーにしてなかった!
慌てて携帯を開いた。
何これ……、気持ち悪い。
「いやあああああああああああああ!!!」
私はその場で意識を失った。