あなたは、だぁれ?
「マカ先輩が免疫を付けているような何かを使ったんでしょうね。普通の人間には効いて、わたしやマカ先輩のようなモノには効かない物を」

リリスの言葉を聞いて、マカは少し考え込んだ。

「かもしれないな。リリス、お前はウチのクラスメートの顔は全員覚えているか? お前に見てもらえば、何か分かるかもしれないが…」

しかしリリスは苦笑し、申し訳なさそうに首を横に振った。

「残念ですけど、まだです。マカ先輩とミナさんのことだけで…。何せまだ転校してきて、間もないですから」

「…その間もない間に、いろいろしてくれたな」

「案外マカ先輩って、執念深いんですねぇ」

「しみじみ言うなっ! こっちはどれだけの苦労をさせられ、血を流したと思っている?」

「血の方は本当に済みません。まさかマカ先輩が前線に出てくるとは思わなくて…」

「……謝るのはそっちか。まあ、良い」
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