あなたは、だぁれ?
そしてミツルが語った特殊な体質を持つ能力者のことを。

「…なるほど。血の力で生き物を操る能力者、ですか。確かに同属にいそうですね」

「と言うことは…」

「今のところ、私にはそういった情報はありません。時間はかかりますが、調べておきましょう」

「それと念の為聞いておくが、そういう道具もないよな?」

「記憶操作、ですか…」

しかしソウマは腕を組み、難しい顔をする。

「―正直申し上げて、無いこともないんです」

「何だと!?」

マカは眼を見開き、息を飲んだ。

「ただ…その道具ですが、確かにミツルさんが説明したような似た効力は発揮します。しかし長時間は持たない物なんですよ」

「長時間と言いますと、どれぐらいですか?」

今まで黙っていたリリスも、険しい表情で尋ねる。
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