気ままに生きる

その時の雰囲気と気分でできるんだ

 そんなこんなでアルバム「PINK SOUP」をレコーディングした。これがウォッカ・コリンズの2枚目のアルバムになるけど、1枚目とともにいいアルバムだと思う。4人の化学反応がよく表れているね。

 アルバムにはクレジットがないけど、アランが曲を作ったと思うよ。ヒロシも曲づくりには関わっていると思うけど、かまやつさんと俺も関わっていたかな。クレジットが無いことに関しては、俺には関係ないからね。

 曲作りはスタジオでアランがギターでコードやリフを弾いて、それに合わせてみんなで弾いていた。かまやつさんは、その場でも弾いていたけど、後からいろいろインパクトのあるコードを考えてきて、曲に取り入れていったよ。すごくそれが良かった。印象に残っている。それから、篠やんも手伝ってくれた。

 ベーシックが録れると、あとはヒロシとアランとかまやつさんでいろいろ音を作っていたと思う。

 1曲目の「PINK SOUP」はドラムに合わせてベースのソロから始まるけど、その時の雰囲気と気分でできたんだ。ベースラインに関していえば全曲そうだけど、どういうふうに弾こうとか、何も考えていなかったよ。いつも俺はそうだね。

 それから篠やんも手伝ってくれた「MOTIVE CONFUSION」はセッションを録って、そのまま入れた。この曲を聴くと、俺が1ヶ所つまづいているところがあって、それが笑える!

「TUMBLEWEED」ではテスコの6弦ベースでギターのようにワウを使って弾いたんだよ。この曲もセッションでできた曲。

 その曲その曲に合った雰囲気で俺は弾いてただけだけど、聴く人によって、どうとるかはその人次第だと思うよ。俺も今聴いてみると、みんないい曲だと思うし、ベースラインもそれなりにいいんではないかと思います。
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