とても微かな愛の言葉を。
*彼はきっと爆笑している
*おまけ!*



彼がくれたお菓子のお返しは、私が大好きな雑貨屋さんの袋に入っていた。

中身は、ウサギの可愛いマグカップに、シリコン製のフタと、茶葉がハートの形になった紅茶だった。相変わらず、私のツボを心得ていらっしゃる。


というか、この紅茶、前、彼とこのお店行った時に、私が散々可愛いって言ってたやつなんだけど。

覚えててくれた?

いや、まさか。

私が話したことを、6割くらい忘れちゃうような彼が。

まさか、ね。


あと、彼いわく、渡しそびれていたお土産。

修学旅行のって、一体何時の話なの、とちょっと笑ってしまったけど、そんな時から、旅先の彼の頭の中に私がいたのかと思うと、なんだか凄く嬉しかった。

それから、水族館のお土産の、イルカのぬいぐるみと、小学生が給食の時に使うような、ガーゼタイプのイルカ柄のマスク。もちろんサイズも、『子供用』としっかり書かれていた。


とことん馬鹿にされてる、と腹立たしく思いつつ、とりあえず付けてみたら、


……意外とピッタリだった。



とりあえず、彼に写メを送っておいた。



ああ、きっと、電波の先の、


*彼はきっと爆笑している*

(案の定、超楽しげな返信が来ました)


最後の最後でなんかアホでごめんなさい!笑
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