始末屋 妖幻堂
「おい小太。大丈夫かい?」
ぴしゃぴしゃと頬を叩く。
くたっとしていた小太の顔が、心持ち持ち上がる。
うっすら開けた目が、千之助を捉えた。
「旦那っ!」
途端に元気に、小太が叫ぶ。
「旦那! 良かった! さすが旦那だ。絶対来てくれるって思ってたぜ!」
嬉しそうに、満面の笑みで身体を揺する。
お陰で梁が、ぎしぎし鳴った。
千之助は、そんな小太の頭をばしんと殴る。
「馬っ鹿野郎。そんな期待すんじゃねぇ。いつもいつも俺っちが動くと思うなよ」
『全くだよ。人騒がせなんだから』
千之助の肩に戻った狐姫も悪態をつくが、今は姿を現していないので、小太にも見えない。
当然言葉も聞こえない。
「おいこら。何モンだって聞いてんだよ」
男の一人が、自分たちをそっちのけで話している千之助の肩を掴んだ。
その途端。
『何すんだいっ!!』
肩にいた狐姫が、物凄い勢いで怒鳴った。
男は千之助の肩を掴んだのだが、その肩には狐姫がいたため、知らず狐姫を掴んでいたのだ。
が、その叫び声で痛手を受けたのは、狐姫の声が聞こえる千之助と牙呪丸の二人だけだったのだが。
ぴしゃぴしゃと頬を叩く。
くたっとしていた小太の顔が、心持ち持ち上がる。
うっすら開けた目が、千之助を捉えた。
「旦那っ!」
途端に元気に、小太が叫ぶ。
「旦那! 良かった! さすが旦那だ。絶対来てくれるって思ってたぜ!」
嬉しそうに、満面の笑みで身体を揺する。
お陰で梁が、ぎしぎし鳴った。
千之助は、そんな小太の頭をばしんと殴る。
「馬っ鹿野郎。そんな期待すんじゃねぇ。いつもいつも俺っちが動くと思うなよ」
『全くだよ。人騒がせなんだから』
千之助の肩に戻った狐姫も悪態をつくが、今は姿を現していないので、小太にも見えない。
当然言葉も聞こえない。
「おいこら。何モンだって聞いてんだよ」
男の一人が、自分たちをそっちのけで話している千之助の肩を掴んだ。
その途端。
『何すんだいっ!!』
肩にいた狐姫が、物凄い勢いで怒鳴った。
男は千之助の肩を掴んだのだが、その肩には狐姫がいたため、知らず狐姫を掴んでいたのだ。
が、その叫び声で痛手を受けたのは、狐姫の声が聞こえる千之助と牙呪丸の二人だけだったのだが。