COLORS~Clear~
「郁サン…」
『あぁ。それで。母が透子に稽古頼みたいって。』
「え、私に?」
『うちの母親もけっこうブランクあるからって』
「でも、私なんて…。私もブランクあるし…」
『それでも透子にって。まぁ、茶道を口実に。透子と距離を縮めたいんだろ」
「私と…」
『…っと。悪い。そろそろ切らないと』
「えっ?あ、うん…」
『またTELする』
「あまり。ムリしないでね」
『ん…。とりあえずお茶の件、考えみて。じゃあ』
「…ん。じゃあ…」
時間にして、ほんの数分のTEL。
でも。
私には、意外と長く感じられて。
「メール…。逆に、負担かけちゃったかな…」
嬉しかったけど。
TELを切って、思った。
あと。
お茶のことも…。
お義母様のことは、逆に驚かされたけど…。
「………………」
『あぁ。それで。母が透子に稽古頼みたいって。』
「え、私に?」
『うちの母親もけっこうブランクあるからって』
「でも、私なんて…。私もブランクあるし…」
『それでも透子にって。まぁ、茶道を口実に。透子と距離を縮めたいんだろ」
「私と…」
『…っと。悪い。そろそろ切らないと』
「えっ?あ、うん…」
『またTELする』
「あまり。ムリしないでね」
『ん…。とりあえずお茶の件、考えみて。じゃあ』
「…ん。じゃあ…」
時間にして、ほんの数分のTEL。
でも。
私には、意外と長く感じられて。
「メール…。逆に、負担かけちゃったかな…」
嬉しかったけど。
TELを切って、思った。
あと。
お茶のことも…。
お義母様のことは、逆に驚かされたけど…。
「………………」