ワタシハムテキ
気持ち

side莉奈

卒業を意識してからの3ヶ月はあっという間だった

潤もあたしもCD出してから忙しくなったけど、会えるときにはちゃんと会っていた



─卒業式当日

潤が変装して来てくれるといっていた

「大丈夫?」

紗枝が心配そうに声をかけてくれた

あたしはなぜか体調不良

こんな日に……

口元を手で押さえて吐きそうになるのを必死で堪える

「…良いよ…先行ってて……」

もうすぐ卒業式が始まる

2人に迷惑かけるわけにはいかない

「でもっ…」

言い掛けた紗枝に真理奈が手を握った

「…わかった」

みんなが教室から出ていった後、あたしは顔を伏せた




< 91 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop