甘い誓いのくちづけを

先生の言葉通り、程なくして子ども達が思い思いの物を持って戻って来た。


子ども達は再び競争のように口を開き、数日前の節分の時の様子を写真やお面を見せながら話してくれた。


「これ、ぼくが作ったんだよ！」


「わぁ！すごく上手だね！」


「本当！？あのね、クレヨンで塗ったんだよ！」


「瑠花ちゃん、あたしの話も聞いて！」


「ぼくの話も！写真も見て！」


「うん。まだ時間はあるから、皆のお話を聞かせてね」


節分の話をひとしきり聞いた後は、いつものように学校の宿題を見てあげたり、皆でトランプをしたり、絵本を読んであげたり…。


あっという間に時間が経過して、引き止めてくれる子ども達に謝りながら青空園を後にした――…。