Girl's? collection 1
side ハルカ
私達は少し離れた場所からその光景を見ていた。
もちろん変則もしている。
帽子、メガネ、なるたけ目立たない服。しかしそれでも服にプライドを持って、恥ずかしくないようなものを選んだ。
ユズもその辺は気にしたんだろう。大きなベッドホンを抜かせば、黒のTシャツと七分丈のズボンという、自然な格好だった。
「ナンパされちゃってるし(笑)まぁ、確かにあれだけ可愛かったら、誰も男なんて思わないわよね。」
私の作った服を完璧に着こなす彼。正直、あそこまで似合うとは思ってもいなかった。でも、初めてメイクしてから確信したのだ。
彼しかいないって。
「本人は天然すぎて気づいてないけどね。」
「部長?何1人言してんの?」
ユズが不思議そうに私を見た。
なんでもないよ、とだけ言って笑いかけた。
・・・・・・・・・気づけば、自分はなぜか胸を押さえていた。