金持ち女VS貧乏男

第十八章 現在

6月の中頃、テレビコマーシャルを見ての出来事。

『お!携帯小説だってよ!野いちご?』


『あ~、流行ってるよね~』

テレビコマーシャルで、やるくらい爆発してるとは、その時まで思ってもみなかった。

『直美、ちょっと携帯借りるな』

ちなみに彼、携帯料金未払いで、今月の10日にストップしてしまっている…。


『いいよ。携帯小説?』
ちょっと面白いかもね。

『あった。野いちご。見てみるか』


私は彼に近寄り2人で携帯画面を見てた。

へぇ。たくさん利用者いるんだなぁ。
そうだ!

『新吾、書いてみたら?』

そのあと、彼がOKサインを出し、会員登録を済ませ、右も左も分からないまま初の小説スタート。

『おぃタイトルとか、どんな内容にするか決めないと』


そっか!
どうしよ………。


『ねぇ?いろんな人の作品みたけどさ、実話ってけっこう多いいみたい』
< 249 / 260 >

この作品をシェア

pagetop