金持ち女VS貧乏男
昔の悲しい過去を思いながら黒のパンツスーツに着替え、バックを持ち、出勤準備完了。

忘れ物はないかと部屋を見回したが以上無し。


時計を見ると10時半。

『よし!今日も1日頑張りますかぁ!』

自分に喝を入れ、いざ出勤。


いつものコンビニの前を通ると、何やら工事をしている様子。

え!? 看板を取り外してる!


近くまで寄り、何やら、貼り紙がしてある。


来たる11月11日をもちまして閉店させて頂きますます 店主


えぇ?潰れちゃったの!?

昨日アイツ何にも言ってなかったのになぁ…

あ~ぁ。サラダはここのが良かったのになぁ。

『仕方ないか…』

そうつぶやくとコンビニを何度も振り返り歩き始めた。

まぁ!サルに会わなくて済むしね!


そう思う反面、少しだけ胸の奥が〝キュン〟とした。
< 27 / 260 >

この作品をシェア

pagetop