今さらなのよ!
その日は放課後に大掃除があり、ゴミを焼却炉まで持っていかなければならなかった。
焼却炉は隆一が手をはさまれる事件があってから、古くなってもう寿命だということで新しいものへと交換されていた。
「よいしょっと。」
「春川かすみさん、特異な能力があるからって僕を無視してもらっては困るなぁ。」
「えっ・・・!」
驚いてかすみが振り返ると、見たことがない男が立っていた。
いや、チラとは教室へ入るのを見たのだから、面識はあった。
「新しい副担任の・・・。」
「あさぎ先生だよ~。言うこと聞かないと殺されてしまうかもしれないのに~~~。」
「うそっ・・・こいつは!」
心の奥で、近づいてはいけない信号が発していた。
(この男はヤバイ!・・・・・敵なの?)