ヒ-ロ-なんていらない
額の絆創膏、それ以外は完璧なあたし。


あたしのおでこを見てなにやら


話している人たちがいるけど


なんとでも言ったらいいわ。


あたしはもうそんなのどうでもいいのよ。


今は、どうしたら王子にあたしに告白をさせるかよ。


シスコン上等、


このパ-フェクトなあたしがあんな小娘に負けるわけがない。


目下のところ、ライバルはあの男


深沢 宝。


王子の隣をキ-プするにはあの男は邪魔だ。


将を射んとすればまず馬をという


まずはアイツを味方につけないと。


それにあの高笑い、、、二度と笑わせないわ。


あたしはまず、深沢宝に照準を合わせた。

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