千尋くん、千尋くん








考えてみて、初めて分かった気がする。





ずっと。なんてない。




永遠。なんてない。






そう思ってた。








だけど、千尋くんと恋をして。


初めて心から思った。








ずっと。や、永遠。が叶う世界であってほしいと。







それが自分の幸せであるから。




だったらあたしは、幸せを選ぶ。







もうあたしには、こうすること以外できないんだよ。














心の中でその決意が固まったのは、窓の外の飛行機雲がすっかり消えた頃だった。









< 279 / 397 >

この作品をシェア

pagetop