千尋くん、千尋くん




「海外は?」



「行ったよ」



「日本は?」



「ここ日本だけど?」



「え、瑞穂くん外国人になったんじゃないの……?」



「お前、頭大丈夫か」





パニックで意味のわからない発言をするあたしに、さらりと毒を吐く瑞穂くん。



だって……本当に分からない。





「ちゃんとあたしにも分かるように、説明……して、ください」













「帰って、来たんだよ」






きょとん顔のあたしに、瑞穂くんは優しく笑いながらそう言った。










< 368 / 397 >

この作品をシェア

pagetop