千尋くん、千尋くん








「よし、やるか」




「ね、ねぇ千尋くん」




「あ?」




「あたしも男湯掃除するの?」




「当たり前じゃん」






おばあちゃんとの挨拶を終えて、掃除用のブラシを借りてきたところで問題発生。




まぁ、一之瀬くんのスケットってことは、普通に考えれば分かることだったんだけど……。






な、なんか男湯に入っちゃうのは抵抗がある。





「別に人がいるわけでもないじゃん。オレとあるみだけだし」




「そうだけど……」




「時間ないの。早くして」




「……はい」






という具合に千尋くんに強制連行され、問題解決(?)。






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