あたしの居場所。




「あ、あの」



「あ、はい…」




声を掛けたのは、さっきこの町を教えてくれた駅員さんだった。




「さっきはありがとうございました」



「い、いえ。それより…」



「はい、なんですか?」



「あの、あなたは一目惚れって信じますか?」



「は?」



「あなたに一目惚れしたって言ったら、笑いますか?」



「え?」



「あなたに一目惚れしました」






あたしの居場所…。

本当に欲しかったあたしの居場所はもうない。


だから欲しい。



尚が言った


『美緒の居場所は俺じゃないけど、きっと美緒の居場所はすげー心地良くて、温かくて優しい場所だから。

だから、大丈夫だよ』




すげー心地良くて、


温かくて、

優しい場所。



本当のあたしの居場所を。





-END-

< 23 / 23 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

嘘つきなあなたからの恋文。

総文字数/57,483

恋愛(純愛)149ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
-小池さんへ- 突然の手紙に小池さんは驚いてるかな? いきなりでごめんね。 この手紙を読んでいる 貴方は今何歳ですか? 高校生?大学生? もっと時が経って大人になってるかな? 大人になった小池さんは 何だか想像できないな…。 今日はずっと小池さんに 嘘をついてきた僕の本音を書きます。 どうか最後まで読んで下さい。 あなたの手紙が手元に届いたのは あなたが想像できないと書いていた 大人になった40歳の私だった。 レビューありがとうございます(^^)! siomotu様 くみまるこ様 如月里桜様 (如月様 名前の漢字修正しました。 ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m) junA様
数秒な時間。

総文字数/2,228

恋愛(純愛)14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
とても短い期間だった。 でもとても楽しかったよ。 恋とはまた違った気持ちだったけど、 私はあなたが好きだったよ。 ねぇ、ありがとう。
1ページの物語。

総文字数/36,371

恋愛(純愛)38ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
これは1ページ分の気持ち。 ※1ページ短編集です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop