ネクロフィリア【加筆執筆中】
勉強も普通にしていたし、何か奇行を起こした事もない。


誰かを殺そうとした事もない。
まあ、死んでくれたらいいのにと思う事はあっても。


こんな事は誰でも思う事だろう。
あいつ、ムカつく死んでくれ。とか。

そんなの日常茶飯事だと思うけど。
俺の場合はムカつくからって部分は一切ないが。


明日会ったら、たくさんの自殺方法を教えてあげないとだな。
藤井さんはどんな死に方を好むのだろう。


この日は一日、こんな事を考えてたらいつの間にか終わっていた。


母親にはやけに機嫌がいいのね、って笑われたけど。
そうなのかな、顔に出てしまってたのだろうか。


まあ、まさか。

クラスメイトが自殺したいって言ってるのが嬉しくて。
なんて言えるわけない。


布団に潜ると、俺は携帯を開く。
前まで、翔や、クラスメイトからメールが来ていたけど今はもうない。


翔は不登校になってから二か月ぐらいかな?
頻繁にメールをくれてたけど。


でも、俺が全く返信しないと一切連絡はなくなった。


人との絆なんてそんなものだ。
呆気ない。

簡単に壊れてしまうんだ。
とてつもなく、脆い。


でも、落胆はしなかった。
俺はその絆にしがみついた事は一度もないから。


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