ネクロフィリア【加筆執筆中】
残り七日
翌日。

いつもよりも少しだけ早く目覚めた俺は準備をして、約束の場所へと向かう。


自ら外へ出ようとしたから、母親は相当驚いていた。
まあ、そうだろう。

引き込もる事にしたのは自分なのだから。



俺はあの場所までゆったりと向かった。
何時なんて約束してなかったから、別に焦らなくてもいいだろう。


そう、思うけど俺は逸る気持ちを抑えられずにいた。


早く、藤井さんに色々教えたかったから。



公園に到着したが、やっぱり藤井さんはまだ来ていなかった。


まあ、それもそうか。
一昨日の時間まで後一時間はある。


こないだのベンチに腰掛ける。
ぼんやりと風景を眺めていると、ふいに肩を誰かが叩いた。

くるっと、後ろを振り向くと満面の笑みを見せる藤井さんだった。


「早いねっ」

そう言いながら、後ろから前に回り俺の隣に座る。
そして、俺を見てふふっと笑った。

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