ネクロフィリア【加筆執筆中】
「ふふ」

しゃがみ込む俺を見下ろすと、藤井さんは軽く笑う。


「ありがと」

同じ様にしゃがみ込むと、俺と同じ目線でそう言った。


また。
きゅうっと痛む胸。
苦しい。


はあ、本当に何これ。

疲れるから止めて欲しい。


そうこうしていると、ホームに電車が滑り込んでくる。
人もまばらな平日の昼下がり。


それに俺と藤井さんは立ち上がると乗り込む。
ガラガラの車内。
二人して座席に大きくスペースを取って座った。

これって、ガラガラだから出来る事だよな。



「貸切みたいだね」

「本当に」

「ねえ、肩借りていい?」

「え?あ、うん」

「…ふふ、ありがと」


藤井さんは微かに微笑むと、俺の肩に自分の頭を置く。
丁度いい重さと、髪の毛から香るシャンプーの匂い。


…俺と藤井さんはどことなく、“距離”が近付いたような気がする。

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