ネクロフィリア【加筆執筆中】
「眠くってさ」

藤井さんはふわあっと欠伸をしながら、目をこする。

「寝てないの?」

「うん、あんまり」

「そうか、じゃあ…寝てていいよ」

「…うん、だけど、勿体ない」

「何で」

「後、少しの命なのに…寝てしまうのが…」

「……好きにしな…?
俺は隣にいるから」

「………うん。…少し寝るね」

「わかった」


藤井さんは不思議だ。

余命を宣告されたわけでもなく。
自分の意思なのに。

なのに。

ここまで、危機感を持って生きようと思うのだろうか。


もう既に隣で寝息を立てる彼女に、俺は口角を上げた。


窓から入りこむ日差しがぽかぽかして気持ちいい。

…気付けばいつの間にか俺も眠っていて。


目覚めた時にはもう、終点間近だった。

俺は慌てて藤井さんを揺らして起こす。

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