ネクロフィリア【加筆執筆中】
「………ねえ」
「ん?」
「このままさ、こっちで暮らしちゃわない?」
「……え?」
相変わらず藤井さんは外を見ていたから、その真意がわからない。
“こっちで暮らしちゃわない?”
…これって、どういうこと?
「こんな田舎だとさ、のんびり暮せそうじゃない?
都会みたく、あくせくしなくていいし。
……死にたいとも思わなくてよさそうだし…」
「……………」
ぐっと、言葉に詰まる。
ドクンドクンと、俺の心臓が変に鳴りだす。
「藤井さん……」
やっとのことで俺が彼女の名前を絞り出すと、彼女は眉を下げて笑うだけだった。
それから俯いた彼女はぽつりと言う。
「…嘘だよ」
「え?」
ぱっと、顔を上げると微笑んで俺を見た。
だけど、その笑顔は今まで見たどの笑顔よりも偽物っぽかった。