【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「いやいや、惚れ直すって……」
「もうしばらく掛かりますので、ゆっくり走りましょう」
「……ああ」
美優紀と二人でどこかに出かけるって、プライベートじゃあんまりないな。
仕事だったらあるけどさ。
「なぁ美優紀??」
「はい。なんでしょう??」
「これってさ、いわゆるデート??」
「違いますよ。 これも仕事の一環です」
「え、違うのか??」
「ですから先程も言いましたが、わたしは今秘書として接しているんです。ですから秘書として、社長と食事をしに行くだけです」
「ええっ」
なんだよ、それ……。
俺が美優紀とデートできるって、ただ一人で受かれてただけか……。
なんだか今の俺、かなり情けない。ていうか調子に乗りすぎた……。
「……まあでも、今日は特別ですよ??」
「え??」
「だから今日だけは特別に、デートってことにしておきます」
「えっ、マジ??」
美優紀、本気か??
「今日だけは特別、ですからね??……ほんとは秘書としてと思ったんですが、やはり妻として接することにしました」
「……なんだよ。素直じゃないな」
「うるさいですよ、社長。黙ってください」