【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「ん……??」
朝目を覚ますと、そこは自分の部屋のベットの上だった。
なぜ俺がそこにいるのか。そしてどうやって家に帰ったのか。
残念ながら、全く覚えていない……。
昨日のことについて覚えているのは、和義とあの事件のことを話したこと。
そしてそれが狙い通り、和義の仕業だったこと。
それから昔の話をしたことまでは、覚えてる。
……が、そこからの記憶が全くない。
だからどうやって家に帰ったのかも、まともに覚えていない。
とりあえず水を飲むため、ベットから起き上がる。
「いって……」
なるほど、俺は頭が痛いんだな。てことはつまり、二日酔い??
そんなになるまで飲んだってことか、俺……。
つーか身体が重いし、ちょっとダルいな。
二日酔いのせいか??
まぁいい。とりあえず仕事行かねぇと……。
「おはようございます、社長。昨日はよく眠れましたか??」
「……もしかして俺をここまで連れてきたのって、お前か??」
「そうです。社長が酔って寝てしまったという連絡がありましたので、わたしが社長を連れて帰りました」
「……そうか」
「やはり社長は、なにも覚えていないようですね」
と美優紀は言った。