小悪魔女子が恋をした!
「はい、すみません。」
遅れるなんて、珍しいじゃなくて初めてだよ。

「おいっ!遅れるなんてなんかあったのか?」

後ろの席にいる秀介が面白そうに聞いてきた。

「別に何も無いよ。」
「ほんとかよ。」
ニヤニヤしながら聞いてきた。
「ほんとだよ。」

秀介の爽やかなイケメン顔が台無しだ。

「そうか?怪しいぞ?」
いやいやお前の顔の方が怪しいと思うけど。

「おい!お前ら俺の話を聞いてんのか?」

「今日は学校で文化祭の次に盛り上がる夏祭りについての話だ。よく聞いといた方がいいと思うぞ?」


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