死への救急搬送2
私の父親の場合は腹膜炎で内臓全体が膿んでいて助からないだろうと医師に告げられましたが手術後の長い闘病の後に奇跡的に命を取り留めました。


しかしその後はほぼ寝たきり状態になりました。


私に実家から父親の調子が悪いと連絡があり急いで行って救急車を呼んだのですが、その時も父親は無意識で言っていました。

「救急車は呼ばんでええ。通院している先生に往診してもろてくれ」

見るからに顔色が悪く死斑のようなものが出てきていたのにです。(運ばれた病院の先生からは死斑が出始めているから重症だと言われました)


いったい軽症者と重症者の線引きはどこにあるのですか?


このまま救急隊にとって都合の良いことばかりを宣伝され聞かされていると重症者でも呼びづらくなります。


はっきりとしてください。
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