ツン(デレ)ツンな市岡くん
そうなってきたらソレが終わるのを待ち続けるぐらいしかないんだと思うけど、あたしはそんな優しい女じゃない。あっ、市岡くんは別だけど!


「グチグチグチグチ女々しいなー。そんなんじゃ彼女にもすぐフられるよ!?」


「…よーし!今日は俺がなんか奢ってやんよ!」


調子いい奴…。

内心こうなるのを分かってたあたしはほくそ笑む。

そして、提案する。


「あたし、雑貨屋寄りたいんだけど…いい?」

「おうっ!!行こうぜ」

本当に馬鹿な兄弟を持つと操りやすい。

ここまではいつもと同じだけど、時々邪魔が入るのだ。

あたしの財布を奪っていくとってもとってもお邪魔な…

♪~♪~

可愛らしい着メロがあたし達のどちらかで鳴り始めた。

チッ…終わりか…。

あたしの隣で愁汰はディスプレイを見てパッと満面の笑みを浮かべた。

そして、あたしの方を振り向いていつものセリフを言う。


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