その女、最強総長【完】
「あ゛ー、ったく、そんな落ち込むなって!俺は凜のその表情に弱いんだよっ!」
ワシワシッと、私のボサボサウイッグを更にボサボサ仕立てにされる。
「って、お前の今の格好じゃ表情何てわかんねえか…ププッ……!」
私の顔を見て、吹き出す哲。
何か今、ものすごーくイラッと来ました。
「ガハハハハッ!」
遂に、豪快に笑いだす哲。
……私の顔を見ながら。
でも、そんな哲に私も思わず釣られて笑っちゃうんだ。
やっぱり゛仲間゛って良いな……そう思ってしまったんだ。