ケータイ小説恋愛
…あれっ?
気づくと私はクラスのイスに座ってた。
なんか、あの後何があったか覚えてない。
「優~、副担任、イケメンじゃない?」
「え、あ、うん。」
「しかも、サッカー部じゃん!!!」
「…え、あ、うん。」
「でも、いい先生だといーね。顔だけじゃ言ってらんないからさ~」
たしかに、
去年生徒にわいせつ行為をして、訴えられた先生がこの学校にいた。
「ねー、優どーしたの?さっきっから、‘‘あ、うん。’’しか言ってないけど。」
「え、あ、うん。」
「だーかーらー!!大丈夫?」
なんだろう、胸さわぎがするんだ。
と言うか、さっきっから頭の中に
今朝の笑顔と、始業式のあくびの笑顔が交互に出てくる。
て、え、顧問って…
「おーい、優、大丈夫?ついに頭おかしくなっちゃったかぁ」
「ん?大丈夫大丈夫!」
って、心の中じゃ完璧に動揺してる自分。
