【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
出来上がった料理はもちろんどれも美味しくて、

何より二人で協同で作ったということが嬉しくて、
あたしは一人大満足。



「雅が不器用なのは予想通りだったな…」



拓海さんはあたしが包んだヘナチョコ餃子を口に運びながら言う。

本当のことだから言い返せないのが心底悔しい!



「……特訓します」


「ふっ…、でもその勉強熱心なところは褒めてやるよ。
そこが雅の魅力の一つだしな」



そんな言葉とあたしの頭をくしゃっと撫でる大きな手に、ドキン…と胸が鳴った。


お箸をくわえたまま拓海さんを見やれば、あたしの大好きな甘い笑顔がある。



あぁ…あたしはいつまでこの人にドキドキしてしまうんだろう。



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