【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
「お前は具を詰めすぎなんだよ。あと具を置く位置が悪い」


「……はい」


「焼くときは水を入れてからパチパチ音がするまでフタをして置いとくこと」


「……はい」



器用に餃子を焼いていく拓海さんの隣で、フライパンを覗き込みながら個人指導を受ける。


なんだか調理の専門時代に戻ったみたいで可笑しかった。



拓海さんは手際よく炒飯まで作ってくれて、その姿に惚れ惚れしていた。


きっとこの姿を見ることが出来るのはあたしだけなんだと思うと、ものすごく得した気分。


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