メガネ美少女の恋
ガタッ―――
ウチが座ると、みんながこっちを見る。
「なに?」
冷たく聞くと、みんな目をそらす。
ガラッ―――
教室に入ってきた女が、ウチの席に向かって歩いてくる。
「そんな冷たい言い方ないんじゃない?」
笑顔を向けて聞いてくる。
「あなたには関係ないでしょ。」
「関係あるよ。
これから1年間、一緒に過ごしていくんだから。」
「あっそ。
じゃあ、勝手にしたら?
ウチ以外の、クラスの皆さんで。」