あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
なっ、何言ってんのこいつ! 当てれる訳ないじゃん!!
んな簡単に分かるわけないよ。(千香にはモロばれだったけど・・・・・)
「は?無…」
私が答える前に勇輝が答えた
「私は勇輝が好きなのに、爽也の事カッコいいと思っちゃった、どうしようっ!」
勇輝は胸の前で手を握りしめ目を輝かせて話す。
「っっ///」
バレバレかよっ!!
「どっ?俺やっぱ天才?」
勇輝はふざけて言う。
ムカつく・・・
私は勇輝の胸をポカポカと叩いた。
勇輝はいきなりクソ真面目な顔になって、
「怒りたいのは俺の方だっつーの。」
とか言った
「意味分かんない!!勇輝は私の彼氏じゃないし。」
勇輝は私の腕を掴む
「あ゛?それでも俺はお前が他の男に目移りすんのが許せねーんだよ。」
なんてワガママ!!
「そんなの私の自由でしょ!?自分中心で考えないでよ。私だって好きで爽也がカッコよく見えた訳じゃないんだから!」
あ~、2人共すぐキレる タイプっていうか熱くなる 方だからすぐ喧嘩になる。
「俺は基本、自己中ワガママな人間だって。…お前は俺だけ見てたらいいんっだよ!」
一拍おいて、勇輝は
私に抱きついて、また一拍おいて私にキスしてきた。
「・・・ンッ・・・」
舌は入ってないけど 勇輝は私を離さない。
…長い。
‥長い!
長いって!!!
「…プハッ…はあはあ」
私は勇輝を無理やり 自分の体から引っ剥がす。
「…ふぅっ。‥おっいい顔してんじゃん~?」
自分の顔は見えないけど確実に真っ赤。
熱くてたまらない…。
「~~~っっ!バカっ」
ははっと笑う。
とろけそうで甘くて
苦しくて気持ちいいキス
勇輝の唇の柔らかさが
なんとも言えないぐらい 気持ちいい…
勇輝にはそんな事
言えないけどねっ!