あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「さて、こっち来いよ。」


優輝がおもむろにベッドに 座る


何でこんなに偉そうなの?
つか、さっきから変だよ~


私はオドオドと優輝の隣に 座った


ずっと怖い顔してたのに 優輝はいきなりニヤリ。

「何?緊張してるん?」


は?
「緊張?何に?」
意味分かんない。

優輝の顔が怖いから ちょっとテンパってるけど…

優輝はハーッと溜め息を つく。
何その顔!!
私が悪いみたいじゃん!?


「全っ然分かってねー」


はい?何が?


優輝はまたニヤニヤしだす

ほんと、なんなわけー!?

「いや、さっきは脅しで終わろうと思ってたけど、マジヤりたくなっちゃった☆」


「何言ってんの?」

ニヤニヤと私を追い詰める

「美穂ちゃんには、出てってもらったしベッド使えんじゃん?ヤろーぜー」


シュルシュル

優輝がネクタイを外す

えっ!?えっ!?

プチ、プチ…


ボタンを外したら 優輝のかっこいい体がっ!!
これは鼻血もんだよっ!?


とか、言ってる場合かっ!

私も脱がされるーっっ


シュルリ

リボンを取られて プチ…とボタンを外される

「あっ、俺モタモタするん苦手だからさ一気にいこうな?」
はー?
初めての奴に何言ってんの?
てか、こんな場所で!?

優輝だしヤメてくれる…よね?


つか、続行中じゃん!?

優輝は何回したか知らない けど私は初めてなんだからー
分かってんの!?

…とも言えず…。

胸は手で隠してるけど

とか思ってたらホラ!!


スカートに手が…

「ヤダっ!!」


私は優輝を押し倒した。


お、怒るよね?
めんどくさい女だって やっぱり思うかな…


ところがめちゃ意外な事に 優輝は笑顔だった。













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